昨今あらゆるメディアでは「コロナ以後の社会の変化」について様々な予測がされています。ブラジルほどではないにせよ、このような形で国を挙げて外出の自粛を迫られた経験は、少なくとも私の世代以降の日本人にはまずなかったですよね。

当然私たちのカポエイラの活動も、その状況に適応せざるを得ませんでした。愛知県に緊急事態宣言が出された4月10日以後は、道場に集まっての練習はできないので、週に3回、ライン電話を使った遠隔練習を行ってきました。

もちろん相手と二人組で行う練習のようにはいきませんが、逆に基本の動きをかなりみっちり反復練習できて、これはこれで収穫だったという声もメンバーからは聞かれましたし、なによりカポエイラの練習には相手が必要だという、当たり前だけどこれまで見過ごしてきた重要性に気づくきっかけにもなりました。

だからこそ6月2日に2か月ぶりに道場で練習できたときは、「やっぱりこうでなくちゃ」と参加者全員がしみじみ感じることになりました。

みなさんはコロナ自粛期間中、どんなカポエイラ生活を送っていましたか?どんなポジティブな点、ネガティブな点がありましたか?ぜひあなたの感じたことをシェアしてください。

といってもなかなか切り出しにくいかもしれないので、もう少し絞り込んだトピックを一つ提供しときましょう。先日も触れた「古いカポエイラは死んだ」と言って炎上した、メストリ・フェハドゥーラの動画の中で、彼はこう言っていました。

すべてのテクニック、楽器の弾き方、歌や歴史の知識がweb上に無料で公開されたとしたら、メストリやメストラが対面で教えるものは何が残るだろうか?知識の独占は終わった。生徒の所有ももはや存在しなくなる。今後は対面式のレッスンとオンライン・レッスンが共存していくことになるだろう。

すべての知識、ノウハウが共有され、すべての人がすべての人に学べる環境が整えば、一部の人による「知識の独占」はなくなり、メストリが生徒を「所有」するという形はなくなる。メストリが「他団体の講習会に参加してはいけない」「自分以外のメストリに学ぶのは許さない」などと生徒を縛る意味はなくなる。コロナの影響下でZoomなどによるオンライン・ミーティングやレッスンが盛んになり、この流れは一気に加速した。コロナ以後は、カポエイラの「古い」教授法や師弟関係は刷新される、というのが「古いカポエイラは死んだ。コロナにやられた」という挑発的な表現になり、大いに物議をかもしたのでした。10分あまりにおよんだ彼の演説で、もちろんここだけがポイントとか問題というわけではないですが、問題視された点の一つがここです。

この見方にみなさんは賛成ですか、反対ですか?あるいは両方少しずつですか?

こういうオープンの場で、もし多くの皆さんが意見を言いにくければ、facebookであらためて非公開グループを作って、そこでお互いに顔の見える関係で気兼ねなく意見を交換し合うのもいいかなと考えています。

が、まずはこれで様子見てみようと思います。